2016年12月06日

第70回 福岡国際マラソン

一年で一番大事なレースです。

◆レース前の状況
今年から参加資格が2時間35分となり、ほぼ最後尾からのスタート。今後も出続けるためには2時間35分を切らないといけない。ほぼ、ベスト同等の走りが求められる。昨年と同じくらいの練習はできているけれど、大幅にここが良くなった、という手ごたえはなく、プレッシャーも感じていた。昨年同様、うまく走らないといけないだろう。
資格更新に加え、もう一つ目的があった。昨年から今年にかけて自分を取り巻く環境は大きく変わった。それでもやれるんだということを示すこと、自分でわかること、ベストを出すこと。

◆目標
2時間34分切り、ベスト2:34:26更新、34分台死守の3段構え。ただ、3段階意識すると容易に下方修正してしまうので、あくまでも一秒でも速く走るために最善の走り方をしたい。

30q1:59:00(3:38/km ave)で到達できれば勝負になる。
残り12.2qを
・18:20-18:20-8:10で33分台だし、
・前後半差1分ペースならかろうじてベストは出る。
・18:45-18:45-8:15でも35分切り。

折り返しで風が強かったらそれは仕方ない。そうなるなら、前半自然と貯金できる風が吹いているはず。

◆スタート前
スタート前に雨は上がり時折日も差してきて整列時防寒なくても耐えられる気温。だが、アップの時にうっかりアームウォーマーと手袋を濡らしてしまい、悪影響がないか心配だ。

◆〜5km
スタート直後は体動いたが、大濠公園出たあたりから呼吸が弾むことに弱気になり、集団の切れ目の中途半端な位置取りになってしまった。早くも流れの悪さに不安がよぎる。スタートロスを除けば3:38にニアピンなのだが、3:40のラップを何度か叩き、気持ちの余裕がない。

◆〜10km
この展開だとじり貧になると焦りがあり、序盤から多少足を使うことにはなるが前の集団を追った。7kmでようやく追いつき一息つけた。やはり集団走は全然違い、呼吸や足は楽なのに3:36くらいで走れている。

よしと思ったのもつかの間、アクシデントが発生した。給水で前が詰まり一歩蛇行した際に右の足底がぴきっときた。予想外の混乱要因に落ち着いてた気持ちがまた弱気に逆戻り。故障発生だったらショウガナイヨネ。。なんてどうしようもない考えがちらつく。

◆〜15km
足底のピリピリ感が癒えるまではそろりそろりと走った。幸いこの辺りで集団もペースダウンして一度3:44なんて叩いてた。足にはよかった反面目標に対しては焦りもした。この足の状態で自分からアクションかけるのはしたくないし、と思ってたらまたペースが戻りだした。足底のピリピリ感もやがて消えて、二度目の巡行モード開始した。

◆〜20km
カーブ多く例年ペースが下がる区間だったが、今年は調子よくいけた。ときどきペースが落ちることに焦って自分がやや前に出てしまう癖は今年も消えずもったいない部分もあったが、例年同じ反省しているので、さすがに今年は学んで数百mで戻ってみたり。周りの人から見ると何やってんだこいつとか、乱すんじゃねーよと思われてるかもしれないなあ、なんてことを考える余裕はあった。集団の中の実力者の後ろに陣取り戦闘モードに入ってきた。

◆〜25km
ハーフ通過1:16:42、後半ロス1分以内がPBまでの許容レベルと、ちょっと余裕がない。気持ちを抜けないプレッシャーをうっすらと感じる。

私のいた集団はここまで前からこぼれてきた人を拾ってはいたが、ハーフ過ぎにとうとう前の集団をとらえた。TさんとかSさんとか知った実力者がいる。だが我々の集団のリーダー?はどんどん行く。私もついていく。さすがにくっつきすぎたか、24qですっと横によけられたので、あまりよく考えずに前に出た。ここからはもう集団はなし、単独で追い続けるには長すぎる距離だけど、流れは悪くないし、30kmまで到達できればあとは押し込めるはず。行くか!

ハーフ手前で1本目のジェル。

◆〜30km
長い直線に入りばらばらになっている先行ランナーたちを少しずつ拾っていく。思ったようには抜いていけず結構きついのだが、集中は切らさなかった。28kmくらいでtakeshiさんに遭遇し、ちょうど沿道からの応援もあり頑張れた。25-30kmが今回最速ラップになったのは上出来だ。電光掲示板で30km通過が1:49になっていないことを確認し、あとは集中すればベストいける!でもこの流れでいけばもっと素晴らしい結果でるかも?期待も膨らんだ。

29kmで2回目のジェル。

◆〜35km
ここまでは良かったが、前倒しで頑張ってた分31kmの折り返しから一気に苦しくなった。特にふくらはぎの硬直が強く、いつ脚が動かなくなるか怖さがあった。大したことない風なのにきつく感じ、32km給水だけなぜかペットボトルが蓋つきのまま出てきたことに切れかけた(集中力が)。しょうもない外的要因を走れない言い訳にしたくなるくらい一気にきつくなっていた。

先ほどまでの強気が急に吹っ飛び、前に前にとは思うもののもがくような走りに変わっていた。後で確認すると、まずストライドが狭くなり、35km以降はケイデンスも落ちていたようだ。苦しい区間だったが沿道で名前を呼んで応援してくれるのがありがたい。35kmに近づき、鋭い走りのランナーが背後から来た。序盤引っ張ってもらって、24kmで別れたあのランナーが。力ためてたのかと驚くと同時に、少しの間でももう一度引っ張ってもらおうと、ついていった(最終的には1分離された)。それもあり、この5kmは18:21、落ちてはしまったが、まだ大丈夫だ。よく計算できないが、あと7.2km、何とかなるだろう。

◆〜40km
ここは試合放棄の誘惑と戦うのがやっとなくらいきつい5kmだった。18:45まではさすがに落ちないだろうと思ってたのに、まったくペース上がらない。35-38kmは11:10になろうというところで、これ以上苦しさに負けたら目の前でベストを取り逃してしまう。とりあえず35分切って、来年改めてベスト目指します〜なんて冗談じゃない!見覚えのあるオレンジ色のランシャツの背中をとにかく追う。心を入れ替えたのが間に合い、40kmで2時間26分になっていなかったのを見て、ようやく、ああベストは出る、と思えた。

◆〜finish
平和台の坂以降何が起きるかわからないのでとにかく緩めないことだ。41km3:36のラップを見て、よしと思った。しかし平和台の坂では家族の応援をもらっても減速を食い止められず、また、残り400mで33分切りもほぼ手中にしたことに安心してしまい。ラスト2.2kmのラップが8:06といまいち&takepyonさんのオレンジ色の背中をとらえきれなかったのはやや反省点だが、それでもフィニッシュライン切ったら支えが必要なくらい出し切れたレースだった。

◆結果
2:33:52
(18:16-18:03-18:13-18:09-18:04-18:02-18:21-18:38-8:06)
前半1:16:42、後半1:17:10

事前の準備とか、気象条件とか、何かが欠けてたら同じ結果にはならなかっただろうと思う。考えられる中でもっともいいレベルの結果を出すことができて満足している。そして、ベスト更新だけでなく、4年間とどまっていた34分台から一歩先に進めたことも大きい。やり方次第で、状況が変わればまだやれるんだと実感することができた。

練習で鍛えてくれた走友たちや、応援の声掛けしてくれた人たち、いつも支えてくれてる家族に少しは走りでお返しできたかなと思う。
posted by yas at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | レース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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